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2004年5月16日に千秋楽を迎えました「マルゴ〜王妃にして王女」三人の役者さんの魅力と実力が激しくぶつかりあい、それが客席にダイレクトに伝わる素晴らしいお芝居でありました。 |
| ― まずはお疲れ様でした!劇団のお芝居が終わってから二週間弱で本番でしたね。 焦りはありませんでしたか? 周りのみんな、特に『ドリー・ウエストのキッチン』の共演者とかスタッフの方々が「大変だねー!」って言ってくれたので、逆に燃えました。ただ、いつものようにじっくり悩んでるヒマは無いぞ、と自分に言い聞かせて取り組みましたけどね。 ― 今回「Winter Rose」に続き二度目の荻田浩一先生の演出(世界)でしたが、いかがでしたか? 同じ荻田先生の作品とはいえ、『Winter Rose』とは全くちがう雰囲気だったので、また新鮮でした。 でも「そこは、どっちとも取れるように」っていうようなダメ出しにも、あまり戸惑わなくなりました。ちょっとは鍛えられたかもしれません。 ― 鍛えられた(笑)はいいですね。では、今回、歴史上実在の人物を演じた訳ですが その辺りの難しさなどはありましたか? 実在の人物とはいえ相当昔の人ですから、本で読んだり映画で観たりしてもさまざまな解釈・イメージがあるんですよね。 日本の歴史上の人物でさえ、例えば「家康は温厚な人物だった」という人もいれば「したたかだった」という人もいる。 だから実在のアンリを調べあげることよりも作家である荻田先生の思い描くアンリを忠実に演じようと思いました。 それから人物が一色にならないようにも気をつけました。弱い人にもこだわりはあるし、強い人にも優しさがある、というように・・・。 ― なるほど…確かにそうですね。では、三人のアンリと道化を演じるにあたって 役作りのためにイメージしたことがらや、人物などありましたか? 役のキャラクターそのものは自分の引き出しの中にあるものを利用。「したたかさ」とか「乱暴さ」とか・・・。 4役をやるにあたって1つだけイメージした映画があります。みなさんはレオナルド・ディカプリオ主演の『仮面の男』観ましたか? 双子の兄弟の王、1人は尊大でイヤミ、もう一人は気弱で優しい男。1人2役で、それは見事に演じていました。これに負けないくらい頑張ろうと思ってました! ― 私は見ていないので、早速ビデオで(苦笑)『仮面の男』は確か小説「王妃マルゴ」の著者デュマの「三銃士」がベースになっていましたね。 では、今回演じた4役で、一番好きで、やりがいがあった人物は誰ですか? またそれはなぜ? アンリ・ド・ギーズ 僕の外見のせいでしょうか、こういう脂ぎったエネルギッシュな役ってなかなか回ってこないんですよね。 でもこういう発散型の人、大好きなんです。役を好きになれると、演じていてもすごく楽しい! ― 観る側としてはある程度予測はしていましたが、かなり激しいラブシーンでしたね。 気を遣ったところとかありますか? 相手にケガをさせないことと衣裳をこわさないこと、は特に。沢樹さんは、ラブシーンに限らずセリフでもこっちが働きかけた分だけちゃーんと返してくれる、素晴らしい女優さんです。 舞台上でのノリがいいというか・・・。だからとーってもやりやすかったですよ! ― 沢樹さんも香坂さんも本当に素敵な女優さんですよね。 共演者の方々について一言お願いします。 限られた稽古日数のなかで、香坂さんの美しさと強さ、沢樹さんの優しさとひたむきさに励まされて千秋楽まで頑張れました。なーんの不満もありません。ただただ感謝です。 ご一緒できて最高に幸せでした。本当にありがとうございました!!! ― 終演後すぐになんですが(笑)既に次のお芝居の予定も決まっており これからまたお忙しくなりそうですね。次回公演に向けて抱負などお願いします。 再び劇団へ戻っての公演です。久々の純コメディー。 実在の人物を演じるくらい役を好きになって、共演者を好きになって そしてたくさんの観客のみなさんに笑ってもらって、幸せな気分で帰ってもらえるよう 一生懸命がんばります。どうぞよろしくお願いいたします! …お疲れのところ、本当にありがとうございました。 |